
みなさま、こんにちは!
芸術の秋!
映画の秋!
音楽の秋!
そんな秋需要を一気に満たせる無声映画の弁士・伴奏付き上映会。
秋じゃなくても毎回大盛況ですが、まだ参加されたことがない方、ぜひこの機会にお越しくださいませ!
○第14回弁士・伴奏つき無声映画上映会○
上映作品『瀧の白糸』
日時:2018年11月25日(日)16:30開場/17:00開演
<チケット>
料金:前売券2,000円/当日券2,500円
●先行予約:有料メールマガジンご購読者さまのみ先行予約あり
※10月26日(金)発行のメルマガにてご案内
●窓口販売:2018年11月3日(土・祝)10:00より開始
※完売次第終了(124席)
※翌日より営業日の10:00から営業終了時間まで販売(火曜休館)
●メール予約:2018年11月3日(土・祝)0:00より11月16日(金)23:59まで
※先行予約、窓口での前売券が優先となります
※完売次第終了
※受付開始前、終了後のご予約には対応できませんのでご注意ください
宛先:info◎k-scalaza.com(◎を@に変えてください)
件名:「白糸予約」(件名が違うとメールを見落とす可能性があります)
必要記載事項:
ご氏名
当日ご連絡の取れるお電話番号
希望ブロック(第3希望まで)
枚数
※携帯電話キャリアメールからのご予約は不可
(@docomo.ne.jp、@ezweb.ne.jp、@softbank.ne.jpなど)
※返信メールにてチケット料金お振込み口座をお知らせします。
※3営業日以上経っても返信のない場合ご連絡ください。
※お振込みの確認が出来ましたらご予約完了メールを送ります。
※ご入金後の返金はできません。ご了承ください。
※ご予約完了メールが送られない場合はご予約が完了しておりません。
●FAX予約:2018年11月3日(土・祝)0:00より11月16日(金)23:59まで
※先行予約、窓口での前売券が優先となります
※完売次第終了
※受付開始前、終了後のご予約には対応できませんのでご注意ください
FAX番号:049-223-0733(電話と同じです)
必要記載事項:
ご氏名
当日ご連絡の取れるお電話番号と返信用FAX番号
希望ブロック(第3希望まで)
枚数
※返信メールにてチケット料金お振込み口座をお知らせします。
※3営業日以上経っても返信のない場合ご連絡ください。
※お振込みの確認が出来ましたらご予約完了FAXを送ります。
※ご入金後の返金はできません。ご了承ください。
※ご予約完了FAXが送られない場合はご予約が完了しておりません。
【座席ブロック表】
Aブロック完売(11/8)
Bブロック完売(11/3)
Cブロック残り13枚(11/9)
Dブロック残り8枚(11/16)
●当日券:2018年11月25日(日)10:00より販売
※前売券で完売の場合は当日券なし
弁士:ハルキさん
ピアノ演奏:新垣隆さん
<作品紹介>
『 瀧 の 白 糸 』
1933年 入江ぷろだくしょん作品
昭和8年6月1日 新宿帝国館他封切 昭和8年度キネマ旬報ベストテン第2位
〈スタッフ〉
原作・・・・・・・・・泉 鏡花 監督・・・・・・・・・溝口健二
脚色・・・東坊城恭長、増田真二、館岡謙之助 撮影・・・・・・・・・三木 茂
〈配役〉
瀧の白糸(水島友)・・・・入江たか子 村越欣弥・・・・・・・岡田時彦
岩渕剛蔵・・・・・・・・菅井一郎 南京出刃打・南・・・・村田宏寿
新蔵・・・・・・・・・・見明凡太郎 撫子・・・・・・・・・滝 鈴子
お銀・・・・・・・・・・浦辺粂子 権次・・・・・・・・・大泉浩二
老検事・・・・・・・・・沖 悦二 下宿の婆や・・・・・・田中筆子
〈解説〉
原作は『高野聖』『婦系図』などの作品で知られる泉鏡花が、若干20歳の頃に読売新聞に連載した小説 『義血侠血』。掲載翌年の1895年に新演劇の川上音二郎一座が主人公の芸名を題名として上演し評判を得たことから、以降は 『瀧の白糸』 の題名が定着している。代表的な新派悲劇としてこれまでに6回映画化されているが、戦後に製作された作品の中にはハッピーエンドに改変されたものもある。
『瀧の白糸』の2回目の映画化となった本作は、「女性を描かせたらこの人の右に出る人はいない」と云われた女性映画の巨匠・溝口健二の監督作品であり、溝口の無声映画時代の代表作とされている。
主演の入江たか子は華族の出身。気品のある美貌と近代的なプロポーションが魅力的で、当時流行った「モダンガール」の代表的な存在であった。阪東妻三郎や片岡千恵蔵など、男優スターが次々と独立プロダクションを作る中で、女優としては初の独立プロダクションである入江ぷろを設立。本作はその第2回作品である。
相手役の岡田時彦は、無声映画時代を代表する二枚目俳優で、小津安二郎監督にも重用されたが、本作を撮った翌年、30歳の若さで結核のため亡くなっている。
菅井一郎、村田宏寿、浦辺粂子と言った芸達者な俳優陣が脇を固め、映画史に残る名作となった。
(松田豊)
〈略筋〉
明治23年の初夏、北陸一帯を巡業する見世物一座の中に、“瀧の白糸”と呼ばれる水芸の太夫がいた。美人で男勝りな人気芸人である。その白糸が3日ほど前から楽屋で含み笑いを隠せない。聞けば、馬車に乗った折りに人力車と競争になり、その無茶をした馬丁の青年・欣弥を思い出していたのだ。
後日、欣弥と運命の再会をした白糸は、欣弥が例の人力車との競争が原因で馬丁をクビになり、日々の生活にも困窮している事を知る。さらに、法律家を目指しながら、学費を稼ぐために馬丁をしていたと聞かされた白糸は、自ら欣弥への援助を申し出るのであった。一座の興行が厳しくなっても必死の思いで、東京の司法学校へ通う欣弥への仕送りを続ける白糸。彼女を支えていたのは、欣弥との手紙のやりとりと彼に注ぐ深い愛情だけであった。
二年の歳月が流れ、白糸の人気にも蔭りが見え始める。座員の裏切りにも会い、八方塞がりとなった白糸は、苦渋の思いで悪徳高利貸しの岩渕を訪ねるのだが・・・。